著者:モーガン・ハウセル|おすすめ度:★★★☆☆
🧠「人間心理」から考える、お金との付き合い方
お金を稼ぐスキルがある人でも、富を維持し続けるのは簡単ではありません。
その理由は、正しいマインドセットを持っていないから。
本書では、過去の歴史や事例をもとに、お金にまつわる人間心理を20のテーマに分けて解説しています。
📊 データではなく「納得感」で支える投資
多くの投資本は、過去のデータをもとに「こうすれば成功する」といった唯一の解を提示します。
しかし本書は、人それぞれの考え方や背景が異なることを前提に、万人に通用する正解はないというスタンス。
そのため、データによる説得力は控えめですが、読者自身の価値観に寄り添う形で、納得感のある投資判断を促してくれます。
💡 投資を続ける「心の力」をくれる一冊
「敗者のゲーム」「ウォール街のランダム・ウォーカー」「JUST KEEP BUYING」などの名著を読んで、
「やるべきことは分かっているけど、続けるのが難しい」と感じている人にこそ、本書はおすすめです。
投資のテクニックではなく、長く続けるための忍耐力や心構えを与えてくれる内容になっています。
📌 まとめ
- お金との付き合い方を「心理」から考える
 - データよりもマインドセットを重視
 - 投資初心者から中級者まで幅広くおすすめ
 
「数字は分かった。でも心がついてこない」——そんなときにこそ手に取りたい本です。
投資を“続ける”ことの難しさに向き合い、あなた自身のスタイルを見つけるヒントになるはずです。

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