著者 野﨑まど
「読むだけじゃ駄目なのか」
人生のほとんどの時間を小説を読むことにかけている内海集司。同じく小説の魅力を共有できる友・外﨑真と「小説」を読むことの意味を追いかける物語。
学校近くのモジャ屋敷に住むひげモジャのモジャ先生との出会いが二人の世界を大きく広げていく。
年を取り次第に離れていく二人の世界。
最後に二人が行き着いた「小説」の意味とは。
どんどんと押し寄せる文字の波に翻弄されてあっという間に読み終えてしまった。夢中になって読んでいたが、何が面白かったのか?と聞かれれば答えるのがものすごく難しい。
観念的な表現が多く空想と現実を行き来する物語なので、タイミングが悪ければとても面白くないと感じていただろうなと思う。
合わない人には合わない本。購入して合わないと思っていても数年後に読んだらかなり面白く読める可能性のある本だと思うので、捨てたりせずにしばらく積読しておくのがおすすめです。
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