著者:一穂ミチ
プロポーズの次の日に彼氏が盗撮をして捕まる。その仮定に閉じ込められた世界の一つの可能性を示す物語。
盗撮したことにより、浮き彫りになるお互いの本音。登場人物達のむき出しの言葉が痛々しかった。
ただの恋人でもなく、夫婦でもなくプロポーズされた次の日に盗撮で捕まる。そんな残酷な設定をよくぞ思いつくもんだなと感じた。
とにかく最後がどうなるのかがただただ知りたくて一気に駆け抜けるように読み進めてしまった。
設定に惹かれたならご一読いただきたいですが、内容がショッキングなのでお気を付けください。
読まれた皆さんと読後の感想を交流したいです。
このような世界をさらりと描くことのできる一穂さんの他の作品も読んでみたいなと思った。
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