著者:金子玲介
夏休みが終わる直前に交通事故にあい死んでしまった山田君がスピーカーとなり教室に戻ってくる。
高校時代の友達とのばかばかしくも濃密な時間。
ずっとそのままでいたいのに、、、
立ち止まることが許されず何者かになることを求められ続ける切迫感。
進んでいくみんなと進めない自分。
読後は高校時代のあの日の自分に無理やり引き戻されて自分自身どんな気持ちなのかがよく分からなかった。
読んで本当に良かったと思える本ではあったが、軽い気持ちで読むと火傷するので注意。
男子校が舞台なので男性には共感できる部分がたくさんあるが、女性が読むとどんな感想になるのか?読んだ人と感想を交流したい。
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