著者:呉勝浩
おすすめ度:★★★★★
呉勝浩さんの小説「爆弾」のシリーズ第2弾。前作の連続爆破事件から1年後スズキタゴサクの裁判中に拳銃を持った男、柴咲が傍聴人100人を人質に法廷を占拠。
占拠した男と交渉役の高東。交渉役のサポート役には前作同様類家があたる。高東と柴咲の高度な心理戦に類家とスズキタゴサクの狂気が花を飾る。
顔と名前を曝しながら無謀にも法廷を占拠する柴咲の本当の狙いとは?柴咲とスズキタゴサクの関係とは?要求を突きつける犯人とその裏をかいて犯人の確保を狙う警察。前作の爆弾で登場した野方署の面々もそれぞれの役割のもと犯人を追う。
今作もスズキタゴサクの気持ち悪さ爆発であっという間に読み終えてしまった。
今後もこのシリーズからは目が離せない。前作爆弾を読了済の方にはすぐにでも読むことを強くお勧めします。前作を未読の方は是非爆弾をお読みください。続きが気になり本書を手に取らずにはいられなくなります。
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