著者:中室牧子
結局子育てって何をすればいいの?と迷っているのは自分だけではないはず。
本書は子どもへの教育の成果を経済学の視点で読み解き大きなヒントを与えてくれる。
教育投資が学力や将来年収、子どもの非認知力の向上にどれだけ寄与するのか?
非認知力能力を向上させた場合と学力を向上させた場合とでは、どちらが子ども将来に正の影響を与えるのか?
など科学的根拠の強い実証をもとに説明をしてくれているので、教育の投資効果を考える際にとても参考になる。
子育ての経済学については本書を、子どもとの向き合い方については、フィリッペ・ペリー著の「子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本」が迷える子育て世代にはとてもおすすめ。
本書で紹介のサイバーエージェントの公開している「EBPM」データーベース(EBPMデータベース)も面白かったので、一度覗いてみてほしい。
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