著者:下村敦史
ある廃墟で行われるデスゲーム。
デスゲームから脱出できるのは、自殺した社長を殺した真犯人だけ。
社長の死にかかわる人間7人が繰り広げる犯人の奪い合い。
デスゲームの参加者は犯人になるために、虚実を織り交ぜて暴露を続けていく。
暴露の中から導き出される社長の死の真相はなんなのか?
そもそもデスゲームのゲームマスターの真意はなんなのか?
発想が面白く真相が知りたくて読み進めていける。
物語の性質上殺人のトリックや真相にあまり感情移入ができず、冗長に感じてしまう部分があるので、設定の新しさに興味がもてない人には合わない本である可能性が高いが、設定を楽しめる人にはおすすめ。
最後の真相には賛否があると思うので、読み終わったひととぜひ感想を交流してみたい。
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