著者:アンデシュ・ハンセン
巷で聞くことが多くなってきたADHD。
それがいったいどんなもので、ADHDに対してどう接すれば良いかがよくわかる本。
ADHDをひとくくりに障害としてとらえるのではなく、グラデーションのある特性であるととらえ、その特性のマイナス面とどのように向き合い、プラス面にどのように光を当てていくかが科学的知識をもとに心をこめて綴られている。
読めば誰しも思い当たる部分が多かれ少なかれ出てくるかと思う。
ADHDの特性を持っている人にとっては強力なハウツー本となるし、身近にADHDがいる人にとっては、その人の強みを生かす良いヒントになる本となっている。
ADHDを取り扱った硬い内容にも関わらず、筆者の知識が豊富なことも手伝い、とても読みやすい。
多くの人が本書を手に取り、様々な人が生きやすい世の中になることを願っています。
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