著者:岸見一郎|おすすめ度:★★★☆☆
🧩 アドラー心理学の基礎を補完する一冊
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』でアドラー心理学に触れた方が、さらにその根幹を理解するために読むべき入門書。教育によって人類の救済を目指したアドラーの思想は、育児や教育の場面に深く根ざしている。
本書では、アドラー心理学の目的が明確に整理されている:
行動面の目的
- 自立すること
- 社会と調和して暮らすこと
心理面の目的
- 自分には能力があると知ること
- 人々は仲間であると知ること
この4つの目的を達成することで、自己受容・他者信頼・他者貢献が可能となり、幸せに近づくことができる。
🧠 実践のための視点が得られる
アドラー心理学を実践する上で重要なのは、「課題の分離」と「対等な関係性」。
教える側と教わる側が常に対等であることを意識するからこそ、アドラー心理学では“褒める”ことや“叱る”ことを否定する。これは、相手を操作しようとする行為を排除するという哲学に基づいている。
👪 育児・教育に関わるすべての人へ
育児や教育に関わる場面は、誰の人生にも必ず訪れる。そのときに必要なエッセンスが、アドラー心理学には詰まっている。
本書は、理論を学ぶというよりも「生き方の指針」を得るための一冊として、静かに心に響く。
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