『マスカレード・ナイト』読書レビュー

小説

著者:東野圭吾|おすすめ度:★★★☆☆

🎭 仮面の裏に潜む真実を暴け——マスカレード・ホテルシリーズ第3弾

警察庁に寄せられた一本の匿名通報。
「女性が死んでいるかもしれない」——曖昧な情報ながら、現場のマンションには確かに死体があった。
さらに続く通報は、「犯人はホテル・コルテシア東京のカウントダウンパーティーに現れる」という衝撃の内容。

事件解決のため、ホテルへの潜入捜査が再び始まる。
捜査一課の刑事・新田浩介は、前作に続きフロントクラークとして任務に就き、
コンシェルジュへ昇格した山岸尚美と再びタッグを組む。

🏨 仮面舞踏会に集う“お客様”たちの謎

ホテル・コルテシア東京には、今回も仮面を被った“お客様”たちが続々と訪れる。
宿泊客の無理難題に奔走する山岸。
それぞれが抱える秘密が、やがて大晦日の仮面舞踏会「マスカレード・ナイト」へと収束していく。

新田・山岸のバディに加え、切れ者の能勢が捜査を支え、
さらに新登場の“能面ホテルマン”氏原が物語に新たな風を吹き込む。

⏳ 年越しの瞬間まで目が離せない

仮面の裏に隠された素顔とは?
犯人は誰なのか?
そして、ホテルという“非日常”の空間で繰り広げられる人間模様の行方は——。

シリーズを読んできた方には、必読の一冊。
年越しの緊張感とともに、仮面の向こうにある真実を追いかけてみてください。

華やかな舞台と緻密な人間ドラマが交錯する、
“ホテル×ミステリー”の醍醐味が詰まった一作です。

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