『ありか』読書レビュー

さ行

著者:瀬尾まいこ
おすすめ度:★★★★☆

家族とは、血のつながりだけでできているわけではない。
支え合うことで生まれる“もう一つの家族”を描いた物語。
幸せはただそこにある


『ありか』あらすじ|母と娘+叔父の愛の物語

夫の度重なる浮気が原因でシングルマザーとなった美空。

一人娘のひかりに愛を注ぎながら日々奮闘する毎日。

そんな二人を支えるのが義弟の颯斗。

颯斗は実の兄と美空が離婚してからも二人を気にかけて支援してくれている。

離婚してからは娘の顔を見に来ることのない元夫。

シングルマザーとして自分を育てた感謝を恩着せがましく訴える毒親の美空の母。

楽とはいえない暮らしの中でもお互いの絆で幸せに暮らす3人。

愛する人のいる全ての人の心を温かくしてくれる愛の物語。

『ありか』感想|子育ての悩みと幸せを凝縮した一冊

子どもの育て方は千差万別。問題が起こるたびに悩み苦しむ。

本当にこれで間違っていないのか。

みんなはどのようにしているのか。

周りからはどのように見られているのか。

無垢な子どもと接すると必ず出てくるこれらの疑問。

そんな悩みを差し引いても余りあるほどの幸せを返してくれる子ども。

誰もが感じたことのある悩みと幸せが凝縮された一冊。

自分はこんなにも娘を愛しているからこそ見えてくる母親が自分を愛していなかった事実。

義弟や、助け合えるママ友との関係。

どんな形であれ子育てに関わったことのある人になら誰もが共感できる。

子どもは未来そのもの。そんな未来を幸せで一杯にしてくれる一冊。

まとめ

子育てが始まると必ずと言っていいほど立ちはだかるのは自分と親との関係。

子育てのベースにはいつも自分がしてもらった子育てがある。

毒親との悪い関係を一歩前に進める美空の姿にははらはらしながらも参考にできる部分はたくさんあるはず。

義弟やママ友、職場の同僚など助けてくれる人が自分の周りにも必ずいる。

子育てに関するプラスのモチベーションを与えてくれる。

子どもの関わり方は一つではない。

子どもと関わるすべての人たちにひかりを与えてくれる一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 子育てをテーマにした小説が好き
  • 家族の形を描いた温かい物語を読みたい
  • 瀬尾まいこ作品が好き

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