著者:降田天
マクベスという言葉は聞いたことはあるが、どんな話であるか全く知らないにもかかわらず題名に惹かれて本書を手に取る。
脚本・演出を担当する天才少女が自身のてがける「マクベス」の舞台の上演中に奈落に落ちて亡くなってしまう。少女はなぜ事故にあったのか?そもそも本当に事故なのか?
少女の死を追うことで様々な人間模様が描かれていく。
事件の真相が「マクベス」の世界とリンクしていくことが面白く、実際の「マクベス」も観劇してみたい気持ちになった。
女子高が舞台になっているので、若干胃もたれ気味にはなるが、演劇が好きな人には刺さる小説だと感じた。
コメント