小説

な行

『スピノザの診察室』読書レビュー

著者:夏川草介おすすめ度:★★★★★ 読み終えたあと、静かな勇気が胸に残る一冊。 甥を育てるためにキャリアを捨てた天才医師 京都の地域病院に勤める内科医・雄町哲郎。とぼけた性格で甘いもの好き。患者の心に寄り添い、...
さ行

『失われた貌』読書レビュー

著者:櫻田智也 おすすめ度:★★★★☆ すべての伏線が回収されたとき、思わず快哉を叫びたくなる。 伏線回収の妙を味わう警察小説 山奥で顔をつぶされ、歯を抜かれ手首から先を切り落とされた死体が発見される。被害者の身元...
あ行

『ババガヤの夜』読書レビュー

著者:王谷晶おすすめ度:★★★★★ 暴力は、彼女の“言語”だった。 女性の強さをここまで鮮烈に描く小説があるだろうか。思い込みを叩き壊しながら、物語は加速していく。 シスターハードボイルド小説 けんかが得意...
小説

『白鳥とコウモリ』読書レビュー

著者:東野圭吾おすすめ度:★★★★☆ これは、犯人探しの物語ではない。読み終えたときに残るのは、“沈黙の重さ”。 東野作品をこれまで数多く読んできた。それだけに自然と自分の中のハードルも高くなっている。だからこその★★...
あ行

『生殖記』読書レビュー

著者:朝井りょうおすすめ度:★★★★☆ 朝井りょうが生殖器視点で描く「生産性」と共同体の物語 朝井りょう『生殖記』は、生殖器を語り手に据えた前代未聞の小説です。同性愛、共同体、生産性という重いテーマを扱いながら、物語としては驚...
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