著者:ヨハン・ハリ|おすすめ度:★★★★☆
構造的に集中力を奪われる世界への鋭い問いかけ
📱 集中力はこうして奪われている
インターネットが日常に溶け込んだ現代。
私たちの時間は、ディスプレイの向こう側で広告収入を得ようとする人々によって、巧みに奪われている。
その副作用として、私たちの集中力も静かに蝕まれている。
著者ヨハン・ハリは、研究者への取材や膨大な文献をもとに、集中力を奪う11の原因を明らかにする。
🔍 集中力を奪う11の構造的要因
- 間違ったフロー状態の慢性化
- 身体的・精神的疲労の増加
- 持続的な読書の崩壊
- マインド・ワンダリングの混乱
- インナーネット技術の台頭
- 残酷な楽観主義の台頭
- ストレスの急増
- 食生活の乱れと汚染の悪化
- ADHDの増加と向き合い方
- 子どもの監禁
生活のあらゆる場面に潜む「集中力を奪う構造」。
それを著者自身の言葉で丁寧に紐解いていく本書は、読者の体感とも一致し、情報がすっと入ってくる。
🛠 私たちにできること
著者は「構造的な変化」が必要だと語る。
しかし、それには大きなエネルギーが必要。
まずは自分の生活の中で、集中力を奪う要因に目を向け、少しずつ影響を減らしていくこと。
その積み重ねが、やがて大きなうねりとなり、社会の構造を変える力になる。
📖 最近集中できないと感じる方へ
1時間以上の作業が続かない。
気づけばスマホを手にしている。
そんなあなたにはぜひ読んでほしい一冊。
心当たりのある生活習慣がきっと見つかるはず。
まずは小さなアクションから、集中力を取り戻す旅を始めましょう。

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