子育てをしていると、
「これで合っているのだろうか」と立ち止まる瞬間が何度もあります。
特に、真面目に向き合おうとするほど不安は大きくなるものです。
正解を探そうとすると苦しくなる。
そんなときに助けられたのが、本でした。
今回は、40代・教師・子育て中の立場から、
実際に読んで子どもとの関係に影響があった本を3冊紹介します。
どれも「こうしなさい」とは言わず、
親としての考え方の軸を与えてくれた本です。
① 『嫌われる勇気』
―「それは親の課題だ」と気づけた一冊
『嫌われる勇気』は、アドラー心理学を対話形式で解説した本です。
若い頃に読んだときは、正直どこか理想論に感じていました。
しかし、教師として日々子どもと向き合っていく中で、
「課題の分離」という考え方が、強く刺さりました。
子どもが勉強しない。
言うことを聞かない。
そのたびにイライラしていたのですが、
それは本当に「子どもの課題」なのか、それとも「大人の不安」なのか。
子どもの行動を変えようとする前に、
自分が安心したいだけではないかと、立ち止まるようになりました。
子育てにおいて、
手放す勇気を教えてくれた一冊です。
② 『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』
― 親になって初めて、親の影響に気づいた
この本は、読むのが少しつらい一冊でした。
自分が受けてきた子育てを振り返り、
無意識のうちに同じことを繰り返そうとしている自分に気づいたからです。
「親はこうあるべき」
「子どもはこう育つべき」
そうした価値観が、
自分のものなのか、親から受け継いだものなのか。
この本は、
連鎖を断ち切るきっかけを与えてくれました。
その教えの根幹には、
アドラー心理学の「課題の分離」と通じるものがあり、
私の中に強く刻み込まれました。
子どもとの関係だけでなく、
自分自身との関係も見直すことになった一冊です。
③ 『科学的根拠で子育て』
― 感覚だけで子育てしなくていいと分かった
子育て本を読んでいると、
「叱るべき」「褒めるべき」と、正反対の主張に出会うことがあります。
この本は、そうした混乱を
科学的エビデンスの視点から整理してくれます。
教師として子どもに関わる中でも、
「経験上こうだと思う」と「根拠がある」は別物だと感じていました。
この本を読んでから、
感情的に叱る前に一呼吸置けるようになりました。
完璧な親でなくていい。
合理的に考えていいと許可をもらえた感覚があります。
①②の本とは少しテイストの異なる本ではありますが、長い子育て人生での選択の後押しをしてくれる百科事典として一家に一冊あってもよい本だと思います。
まとめ|子育てに“考え方の軸”をくれる本
今回紹介した3冊は、
即効性のあるノウハウ本ではありません。
しかし、
子育てに迷ったとき、
感情が先走りそうなときに、立ち返れる軸をくれます。
子どもとの関係は、
親の数だけ正解があります。
だからこそ、
「どうあるべきか」ではなく、
「どう考えるか」を整えてくれる本が必要だと感じています。
私自身、今も自信を持てず、
日々自問自答しながら子どもたちと向き合っています。
それでも、迷ったときに立ち返れる指針として、
この3冊はいつも私を支えてくれています。
今回紹介した本
『嫌われる勇気』
『科学的根拠で子育て』
『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

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