『時をかけるゆとり』|直木賞作家の“くだらなさ全開”がクセになる 

エッセイ

著者:朝井リョウ
おすすめ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★

吹き出し注意。通勤中に読んではいけないエッセイです。 

『時をかけるゆとり』内容|戦後最年少直木賞作家の記す初エッセイ

「何者」により戦後最年少直木賞作家となった筆者。

日常にある出来事を解像度高く描く技法はエッセイでも健在。

若き日の朝井さんの日常を、“独特な面白フィルター”越しに覗ける。 

・お腹が弱い話

・大学での授業の話

・学生旅行の話

・バイト先での話

・ピンク映画を観に行った話

など学生ならではの話が満載の全23編。

『時をかけるゆとり』感想|学生あるある満載の共感できるエッセイ

本編は朝井さんの記録と記憶をもとに過去を振り返るエッセイ集。

直木賞作家ならではの高尚なお話が続くのかとおもいきやなんのその。

お腹が弱くて苦労した話からは始まり、バイト先での話や学生旅行の話など誰もが学生時代に「そんなこと俺もしたなー」と共感できる話ばかり。

それでいて朝井さんの感性と技巧で描かれているので、くだらないのに笑いが止まらない。

全23編あるものの一つ一つは短いお話でまとめられているので、細切れ時間にちょうどよい。

私は家事・育児の合間や移動時間にオーディブルで聴いていたが、聞きながら思わず吹き出してしまい、外で聴いている時には何度か恥ずかしい思いをしました。

『時をかけるゆとり』まとめ

直木賞作家が書いたとは思えないくらいくだらなさが魅力のエッセイ集。

朝井さんと同世代には特に刺さる内容。

大きな仕事も任され、公私ともに充実している一方で、

「仕事に追われて“余裕”を忘れている人」や

「真面目に生きすぎて疲れている人」

も多いのではないでしょうか。 

このエッセイによりあの頃のくだらなくも楽しかった日常を追体験してみるのもよい刺激になるはず。

細切れ時間に読むのに最適の一冊ですが、にやにやしてしまうので読む場所にはご注意。

肩の力を抜きたいときに、最高の一冊です。 

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